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Channel: エッチ・スケッチ・酒っち♪
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必要か必要じゃないかってことなのね

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「日本人の9割に英語はいらない」 成毛 眞 著(祥伝社黄金文庫)




はい!
みなさ~ん!英語できない人は手ー挙げてー!
(*´□`)ノ ハ~ィ♪







さてさて本書の内容の前に、皆さんは英語ができなくて困った事ある?

日本で暮らしてるぶんには、別に困らないのよね



なんで日本では困らないのか?

これは日本の先達たちに感謝しなければいけません。

もう江戸時代から、まして明治になってからは英語の主要な言葉は日本語約がつくられているのです


例えばDNAなんかも遺伝子って言葉を作ってもらえたんで、デオキシリボ核酸なんて言葉よりも、よっぽど内容がわかる。

ありがたいね







インドなんかはイギリスの植民地だった関係もあって、英語を話せるけど、英語なしでいられる日本に驚くらしい。







作者は、もとマイクロソフトの社長で実際は英語を話せる人。

それが、大抵の日本人には英語は必要ないって言ってます。





英語を必要とするのは日本人の1割くらいでしょ。

だったらもっと、日本語や日本の歴史、そっから日本の本読んで勉強しましょ

って本です







英語ができるかどうかは、英語が必要か必要じゃないかってことで2分されるようです。

面白かった例が、ある大手で、営業は打たれ強い体育会系の人間に勤めさせます。

でも体育会系は、筋肉は素晴らしいが脳みそはぷっちんプリン



で、帰国子女みたいな通訳をつけて外国人相手に営業させるようです

でもキン肉マンだって、何年も外人を相手に営業してれば、知らん間にビジネス英語くらい使えるようになる。

そんで通訳はいらなくなる。




それは良いのだが、問題の通訳の人。

これは英語話せるというエリート意識もあるのか、営業の仕事は覚えない。

通訳以外の仕事の仕事が出来なくて、一生通訳。

結局は英語もできるようになって出世した体育会系にアゴで使われるようになる



ビジネスに使う英語の種類なんて知れたもの。

それが必要で、毎日ビジネス英語に接していれば、そのうち覚えちゃう。





必要なら覚えるのです

我々が英語できないのは、そもそも英語を必要としてないからだそうです。

必要なら誰だって、そこそこ覚えるでしょ。

って本。

で、日本で英語が必要なのは、せいぜい1割くらいなのね。








なるほどなと思いつつ、気になった個所がありました。





ほら、社内では英語を使わなければならないって決めたバカ企業があるでしょ

ええ、著者もバカだって言ってるから自信持って続けます。


なんと社員食堂のメニューまで英語なんだって

Udonは分かるよね

ではこれは?

Salt‐broiled yellowtail

Simmereed corned beef and taro

なに食っていいか分からんやんけ!
。゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャ





でね、悲しいと思ったのはここ

英会話教室が調べた統計で「自社が英語を公用語としたらどうするか?」

その答えが、大雑把に8割強が勉強する

で、2割弱が転職する

という回答




著者は、そん会社なら転職を判断するのが当たり前と言います。

僕も基本的にそう思う

ではなぜ転職しないのか?




つまり、会社がバカな事をするなら辞める。

辞めても次の仕事がある。

そういう人が(そういう自負のある人が)日本では2割弱だということじゃないかな




まだまだ不景気な日本。

みんな涙を飲んでバカ社長の思いつきに苦しめられている

不景気の本当の辛さってこういう事でしょう

給料が低くなるのは工夫で乗り切れるかもしれないけど、死んでも直らないお偉いさんの気まぐれにはマジ疲れると思う




今の仕事が嫌なら辞める

一概にはいえないかもしれないが、それが叶わない今の日本はやはり問題があるのだと思うな




英語で話そうが日本語で話そうが、内容は同じ

何語であれ、内容のある言葉を話せるほうが大切なのだという本でした

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