イティハーサ 水樹 和佳 著(集英社)
少女マンガでございます
舞台は1万2千年くらい前の日本
なんかこんなすごい事してるシーンから始まります
人間が力でもって何かするのではなく、自然の力を人間が利用させてもらっているというのが日本らしい
そんな時に女の子の捨て子を見つける
この3人、青比古・鷹野・透祜が主人公。
目に見えぬ神を信奉する彼らの所に、大陸から目に見える神を信奉する者達がやってくる
そして悲劇
大陸の目に見える神々を信奉する者たちは、亞神と威神とで対立してる。
3人は亞神側と行動を共にすることになる
亞神の律尊。神様だけあって不思議で強い力を持っている
亞神はいわゆるいい者
威神は悪者
だがそんな単純な物語ではない
威神の鬼幽
これがあまりにもただ者じゃない!
ムーやアトランティスなんかも出てきて、物語は壮大な広がりを展開していきます。
威神は本当に悪なのか?
ならば悪とはなにか?
これは某アニメのセリフだけど、
【愛が人を殺すことがあるなら、憎しみで人を救うこともできよう】
みたいのがあった
結果、人を救えるなら悪も善になりうる?
とても考えさせられるマンガでした
でもそんなマンガだから掲載誌では打ち切りになったらしい
そらそだ!
少女マンガだからね
「先輩!ワタシじゃダメですか?」
みたいのを読みたい10代の少女が必ずしも読みたいマンガではないかもしれませんwww
最終巻は描き下ろしのようです。完結してくれてありがとう。
【百億の昼と千億の夜】って作品知ってる?
あれに勝るとも劣らない作品だと思いますぞ
でね、ラストはいかにも少女マンガっぽいハッピーエンドを向かえます
ここは無くてもいいシーンだと思うけど、あってもいい
やっぱさあ、物語くらいハッピーエンドがあっていいじゃない。いや、あってくれよ!
情けないことに昨日43歳になったオッサンが、このラストでポロポロ涙がこぼれたよ
我ながらキショイと思ったけど、キショイ男はモテないよねえ
(-_-)ウーム
(-_-)ウーム
でもいいよ
このマンガはそれ程の力ある作品でしたよ
ゥンd(・ε・◎)bソゥ
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