「余命3ヵ月」のウソ 近藤誠 著(ベスト新書)
ガンの話でございます
ガンで余命3ヵ月と宣告され手術や抗がん剤の治療をする。
それこそが死に至る道だといいます。
そもそも余命が3ヵ月あるかどうか?
寝たきりでご飯も食べられない患者ならともかく、歩いて診察に来た人が初診で宣告されるなんてありえない。
余命が3ヵ月かどうかなんて、検査をあれこれと3ヵ月くらいしないとわからないそうです。
とにかく医者はお金を儲けたい。
それでガン治療です。ガンはいいんだって、治れば感謝されるし、死んでもしかたないってあきらめてもらえる。
さて、著者の近藤先生のトコに乳ガンだと言われた女性がきた。
先生は、ガンになったら手術も抗がん剤もいらないという考え
どうせ死ぬんだから普通に生活して、痛くなったりしたら、そのつど治療をすればいい。
すると、乳ガンと診断された患者が23年なにも変化はなかった
そういう事例があるそうです。
これをガンもどきといいます
一般のお医者では、ガンもどきもガンとしてオッパイ切っちゃう。
なんともったいない事を・・・
でもそれで、切ったからガンが治ったとの判断をする
抗がん剤もいけません。
海外では抗がん剤は毒との認識があるそうで、日本だけが一生懸命使ってる。
抗がん剤が効くとされてるのは4種類のガン
胃がんや肺がんには効きません
効くのはたった4種類のガン
【急性白血病】【悪性リンパ種】【子宮絨毛ガン】【睾丸のガン】
抗がん剤だけに睾丸に効くって、なんというナチュラルダジャレ!
。゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャ
他には効かないというのが欧米の態度なのに日本ではバンバン使う
どうも抗がん剤を使うと儲かるらしいのよね
先に亡くなられた歌舞伎の中村勘三郎さん。食道ガン。だいたい5年で死んじゃうんだって
「奇跡的な早期発見」だったそうですが、むしろそれがアダになったようです。
それまではゴルフ大会で準優勝するくらい元気だったのに、入院して4ヵ月で死亡
死因はガンではなくて食道をバッサリ切っちゃっうもんだから食べ物が詰まって死んじゃった
発見されなければよかったのにね。
どうせ死ぬなら、残された5年間を人間らしく生きた方がいいのでは?
手術や抗がん剤で早死にすることはないんじゃないの?
もしかしたらガンもどきなのかもしれないんだから
結果論だけど、勘三郎さんは残念でした
健康診断なんかしなければ、まだ生きていたのですからね
これは是非とも読んでもらいたい本です
僕も万が一ガンだと診断されたらどうしよう。
胸を縦にズバー!って切られて食道をゴッソリとられて病院のベッドで死ぬよりも、四国に行ってお遍路参りなどした方が、よっぽど充実した最後かもしれません
でも実際にガンって言われたら、お医者さんの言いなりになるかなあ?
しかし、この本を読んでおけば覚悟のあり方も違うのではないか?
もちろん手術や抗がん剤を使うお医者さんにだって言い分はあるでしょう。
どちらを選ぶか?
豊かな人生とは選択肢の豊富さと言えるそうです
ガンになったら病院で治療という選択肢
それ以外もあっていい
死に方くらい、自分で決めるのもいいかも