「金子 みすゞ名詩集」彩図社
【こだまでしょうか】は日本一有名な詩になりましたな
さてさて、私は死の10日間ともいえる過酷な労働日程を送っていました。
そんな時に本屋さんで見つけたこの本。
よいですなあ、実によい。
へこんでた気持ちがよみがえります。
詩人は不幸な生涯でした。
だからよけいに詩が胸にしみるのかもしれない
僕が好きなのは【不思議】って詩ね。有名だと思うけど、知らない人のためにちょっと写してみましょうか
【不思議】
私は不思議でたまらない、
黒い雲からふる雨が、
銀に光っていることが。
私は不思議でたまらない、
青い桑の葉たべている、
蚕が白くなることが。
私は不思議でたまらない、
だれもいじらぬ夕顔が、
ひとりでぱらりと開くのが。
私は不思議でたまらない、
誰に聞いても笑ってて、
あたりまえだと、と言うことが。
他にも素晴らしい作品だらけです。
金子みすゞは、意外に知らない人も多いよね。
もっともっと読まれていい詩人だと思うなあ
(*´З`)ゥミュ